中国メディア・環球網は11日、日本では街のいたるところにAED(自動体外式除細動器)が設置されており、市民のAEDに対する認知度が非常に高いとする記事を掲載した。

 記事は、寒い季節は心血管疾患が発生しやすく、多くの人が心臓発作を起こしたのち蘇生措置が間に合わず亡くなってしまうと紹介。日本などの先進国では公共の場所に、心肺蘇生処置のためのAEDが多く備え付けられており、緊急事態発生時に対応できるようになっていると紹介した。

 そして、日本にやってくるとまず空港のロビーで赤と白の配色による非常に目立つAEDの箱が目に留まり、さらに駅構内、商業施設、博物館、観光地でもAEDを見かけたとし、日本におけるAEDの普及率が非常に高いと伝えている。

 その上で、日本でAEDがこれほど普及している理由について、心臓病が日本で2番めに多い死因であり、毎年心停止後の応急措置が間に合わずに死亡する人が7万人にも上ることを挙げた。また、救急車の平均到着時間が8.5分となっており、救急車が到着する前に心肺蘇生措置を施すことが非常に重要だと認識されていると説明。日本のAED関連サイト上には「病院での救助は二次救命であり、心肺蘇生術やAED処置こそが一次救命である」と書かれていることを紹介した。

 さらに、日本では市民のAEDに対する認知度が非常に高く、その背景には政府や各公益組織による積極的な宣伝があるとした。また、AEDについてさらに深く理解してもらうために、毎年7月1日を「AEDの日」と定めていること、各種メディアがしばしばAEDについて取り上げ、その具体的な使用法などについて紹介していることも、AEDの認知度向上に大きく寄与していると伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)