中国のポータルサイト・百度に11日、「日本のマンホールの蓋は、美しすぎて踏むのも憚られるほどだ」と題した文章が掲載された。

 文章は、日本の街を歩いているとしばしばまるで芸術品のようなマンホールの蓋に遭遇すると紹介。そのデザインはカラーで、各地域の特色を表現したものとなっており、例えば静岡県富士市のマンホールの蓋には富士山と駿河湾が描かれ、忍者で有名な三重県伊賀市ではかわいらしい忍者のキャラクターがデザインされた蓋があるとした。

 また、アニメキャラクターとのコラボレーションによる蓋も多く存在しており、ポケットモンスターやガンダムといった非常に有名な作品はもちろんのこと、「多少なりとも有名なキャラクターはみな蓋に描かれる」と紹介している。

 その上で、日本でマンホールの蓋にイラストデザインが用いられるようになったのは今から40年ほど前からで、沖縄県那覇市が豊かな海産物を表現すべく図形化した魚のデザインをあしらった蓋を作ったのが最初と言われている説明。これをきっかけに「マンホールの蓋はもはや単なる金属の塊ではなくなった」とした。

 そして、今やマンホールの蓋は日本を代表する文化の一つになっており、排水や汚水を流すという本来の機能以上に、装飾や都市文化を宣伝する機能を持つに至ったと伝えた。

 記事は、近年中国でもマンホールの蓋に芸術性を求める動きが出ており、2018年には四川大学の学生がキャンパス内のマンホールの蓋をペインティングする試みが行われたと紹介。日本に比べるとまだまだ発展の初期段階と言え、大規模な文化にまではなっていないものの、今後中国でも日本のように各地で個性的なデザインの蓋が続々と登場することに期待を寄せた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)