中国では政府関係の建物はどこも非常に大きくて立派な造りとなっている。これは地方の小さな村であっても変わらないことだ。そのためか、中国人の多くは日本の役所が地味で、古ぼけているケースが多いことに驚くようだ。中国の動画サイト・西瓜視頻は8日、日本の市役所について動画で紹介している。

 動画で紹介したのは、日本の一般的な市役所だ。人口6万人程度の都市なので、市役所も大きくはなく、立派どころかやや古びた感じだが、掃除が行き届き、きちんと手入れされているのが分かる。配信者は動画を撮影しながら、建物は古く、壁がはがれている箇所もあるほどだと紹介。そこで働く公務員は、軽自動車や自転車で通勤していて、見るからに堅実で、ぜいたくな暮らしはしていないようだと指摘している。

 市役所のシステムについては、この建物だけで市の業務全体を管理しているほか、市の公共事業に何か不審なことがあれば、誰でも市役所に来て確認できるようになっていると紹介。市民の目が光っていて不正はできないシステムだと伝えた。

 この動画を見た中国のネットユーザーは、特に市役所の建物が地味なことと、不正のできないシステムに感銘を受けたようで、称賛のコメントが非常に多く寄せられた。日本は「アジアの誇りだ」、「世界の模範」、さらには「強くなろうとしないのは、難しいことだ」など、日本は学ぶべきことのある優れた国といった称賛がほとんどだった。

 なかには、「我々の役所はもっと風格がある」、「うちの村長は自転車で出勤などしない」、「我々の頭の中はお金でいっぱいだ」など、中国と比較するコメントもあったが、これには皮肉の意味が込められているようだ。メンツと権力を何より重視する中国だが、若者を中心にそんな風潮に嫌気がさし始めているのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)