中国のポータルサイト・百度に9日、「日本のタクシーは、いったいどれほど高いのか」とする記事が掲載された。

 記事は、日本を初めて訪れた人が中国と同じような感覚で移動にタクシーを利用すると、その価格の高さに「これまでの人生を疑うことになる」と紹介。東京をはじめとする日本国内でタクシーを頻繁に利用する人はエリートサラリーマン層であり、しかも、業務上の移動で利用するタクシーは会社が費用を出してくれるため、高くても痛い出費にはならないのだとした。

 そして、東京のタクシー価格について、1キロまでの初乗り運賃が410円となっており、1キロ超過後は237メートル走るごとに80円増えていくと説明した。また、時間と距離の併用運賃制度が採用されているため、信号待ちや渋滞などで時間を消費した場合も運賃が増えていくとし、往復でタクシーを利用すれば数千円の出費になることはざらであり、1万円単位になることも珍しくないと伝えている。

 その上で、日本のタクシー運賃が高額な理由として、タクシーの数が多くないことを挙げた。中国のようにまさに「足代わり」にタクシーを利用するケースが少なく、特に都市部の鉄道網が発展した地域では市民の主な移動手段が電車になることから、自ずとタクシーの数も減り、その分料金が高くなるのだとの考えを示した。

 また、ガソリン価格をはじめとする車両の維持費用もタクシー運賃に影響しているとし、中国の2倍程度であるガソリン料金の高さも、運賃に転嫁せざるを得ないのだと紹介した。

 記事は、長期間日本の都市部で生活している人は、日常的な外出に鉄道などの廉価な移動手段を用いていると紹介。これに対し、日本に行ったことのない人からは「日本の収入が中国より高いことを考えれば、タクシー代が高くても同ということはないのではないか」との声も聞かれるとした上で、「毎日の移動にタクシーを使っていたらその金額は非常に高くなり、家計に大ダメージを与えることになるのだ」と伝え、日本の所得水準から見ても日本のタクシーは日常的に気軽に利用できる乗り物ではないことを説明した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)