電子決済が急速に普及した中国。個人商店からず屋台まで、電子決済ができないところはないと言っても過言ではないが、この普及を大いに促進したのが「QRコード」だ。中国ではありとあらゆる場所でQRコードを目にするが、QRコードは買い物などの決済だけではなく、新型コロナの陰性証明などにも活用されている。中国メディアの百家号は8日、日本が発明したQRコードが中国で飛躍的な発展を遂げていることを紹介する記事を掲載した。

 スマートフォンには様々な機能があるが、電子決済は非常に便利な機能の1つだ。記事は、電子決済に欠かせないQRコードについて、今や中国の店で見かけないことはないほど広く普及していると紹介。スマホ1つでどこでも支払いができるとその便利さを強調した。

 しかし記事は、QRコードは日本人が発明したものだと指摘。当初は情報記録として用いられていたが、後に中国がQRコード読み取り技術の特許を取得したと伝え、QRコードが発明された時には特別な機能はなかったが、中国での発展に伴いQRコードに特別な機能が付き、QRコード技術が完ぺきなものへと変化したと説明。「今では中国がこの技術を完全に掌握し、独占しそうな勢い」と誇らしげに述べている。

 QRコードは、当初から利用者からライセンス料を取らないオープンソースとして公開されていたことが、これだけ広く普及した理由の1つだと言われる。QRコードの恩恵を最大に享受している中国は、その利用の仕方という面では確かに上手だったと言えるだろう。現在は新型コロナ対策として、健康状態や行動履歴等に基づいて人びとの行動を制御する「ヘルスコード」にもQRコードが活用されており、中国でQRコードはなくてはならない存在となっている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)