中国には、戦時中に日本人が建てた建物が少数ながら今でも残っている。中国の動画サイト・西瓜視頻はこのほど、「大連に残る日本人の建てた住宅」を紹介する動画を配信した。

 これは、かつて南満州鉄道(満鉄)の工場があった場所の近くで、かつてはここに日本人が建てた建物が多数残されていたそうだ。今では2、3軒が残るのみとなっているとして、そのうちの1軒の様子を紹介している。

 動画では、まず建物の外観を紹介。赤レンガの二階建てで煙突があり、土台部分には地下室の採光と風通しを考慮してか、多数の窓がある。みたところ土台も壁もしっかりとした造りのようで、びくともしていない。壁に1カ所大きめの穴が開いているが、レンガが二重になっていて中まで貫通しておらず、壁がかなり厚いことがうかがえる。中に入ると、かつては立派な家だったことが想像できるが、残念ながら全く手入れがされていないほこりだらけの状態だった。

 「日本人の建てた戦時中の建物」は中国人の興味を引いたようで、多くの反響が寄せられていた。「日本人が建てれば100年は持つということか。我々が建てた90年代の建物よりもしっかりしている」、「中国の家は10年経たずにもっと古びてしまう。壁も落ちてくる」など、中国の建築物と比較するコメントが多かった。また、「修繕しながら住めばあと100年は持つ」、「これこそ住み心地の良い家」との称賛もあった。

 また、「一軒丸ごと借りたい」、「いくらするのだろう」など、自分が住みたいと希望する人も現れていた。ただ、残念なのは住み方だろう。どんな人がどのように住むかによって、建物の保存状態は変わってくる。歴史を語る貴重な建築物なだけに、大切に住んでほしいと願うばかりだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)