世界最大の自動車市場である中国で日系車は大きなシェアを獲得しているが、日本車が支持されているのは中国だけではない。米国やアフリカ、中東や東南アジアなどでも日本車の品質の高さは評価されており、現地の消費者に支持されている。

 日本車は世界中で売れていると言えるが、なぜそのようなことが可能なのだろうか。中国メディアの百家号はこのほど、「日本人はどうやって世界中で車を売りまくっているのか」と疑問を投げかけ、日本車が世界で売れる要因について考察する記事を掲載した。

 記事の中国人筆者はまず「自分の同僚たちの多くが日系車に乗っている」と紹介し、その同僚たちは日系車について「燃費の良さや故障率の低さ、乗る人のことを考えた設計、そして運転しやすさ」を称賛していると紹介。そして、中国のどの都市においても、街中を眺めていれば「道路を走る日系車の割合の多さに驚くはずだ」と強調しつつ、それは欧米をはじめとする世界各国でも同様であることを強調した。

 続けて、日本車は1950年代には米国への進出を開始していたと紹介し、当時の米国自動車メーカーは大型の豪華な車ばかりを重視しており、それ以外の市場は軽視していたと強調。日本車メーカーはその軽視されていた市場である中型から小型の自動車市場において、品質が高く、それでいて価格も手頃という強みを生かして市場を獲得し、現在の「世界で売れる日本車」という足がかりを米国で確立したのだと論じた。

 また現在、日本車は中国を含めたアジア市場においても揺るぎないポジションを確立しているとし、それは「高品質」で「低燃費」という強みだけではなく、故障しにくくてメンテナンスや修理が容易という発展途上国でも所有しやすい点が強みとなっていると強調。こうした強みがあるうえに、日本メーカーは現地消費者の考え方や嗜好などを徹底的に調査し、戦略を立て、現地消費者が求めている車を提供していると指摘、こうしたマーケティングのうまさは中国企業にとって大いに参考になると強調した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)