日本では様々な業務や手続きのデジダル化の推進に向け、ハンコ文化の是非が改めて見直されることになった。世界的にはサインが主流であり、日本以外でハンコ文化が残っているのは、台湾くらいだと言われている。中国メディアの快資訊は7日、「日本人はどうしてハンコが好きなのか」と問いかける紹介する記事を掲載した。

 日本のハンコ文化は、留学や結婚などで来日する中国人を驚かせてきた。日本では、家を借りるにも銀行口座を作るにもハンコが必要だ。そのため、「日本に来たらまずハンコを作れ」という中国人もいるほどだ。

 ハンコの起源は古代メソポタミアにあるとされ、日本には中国を経由して伝わったようだ。その中国でも今ではすっかりサインの習慣が定着しており、日常生活でハンコを使う人はほとんどいない。記事は、日本人がいつまでもハンコにこだわる理由を、「ルールと礼儀作法にこだわる国だから」と分析している。

 記事は、日本人について「変化を望まず、ルールを守るほうが好き」と紹介。ハンコを使うことは、日本人が大切にする「規律」そのものであると伝えた。外国人には陳腐に見えるとしても、むしろ「他人には読めない署名を、公式の場で使うほうが問題」と考えていると説明している。

 記事では、日本のハンコ文化の是非は論じておらず、むしろ世界では廃れたハンコを今も大切に守っている日本人に興味を示しているようである。ハンコ文化が多くの無駄を生んできたのは事実だが、同時に重要な伝統文化でもあり、ハンコ職人も日本の貴重な財産である。バランスを取りつつ「ハンコ文化」の今後を考えていきたいところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)