急速な経済成長に伴い、中国では高層ビルやマンションが次々と建設されたが、建築物の寿命はあまり長くないと言われる。実際、築10年もするとあちこちに不具合が出て、古びてくるケースが多く、それゆえ多くの中国人は日本の建築物の耐久年数の長さに驚くようだ。中国の動画サイト西瓜視頻はこのほど、なぜ日本の建築物は長持ちするのかについて分析した動画を配信した。

 動画では、群馬県にある1960年代に建設されたというビルの現在の写真を紹介。見た目には全く古さを感じさせないと驚いている。また、大阪にある住友ビルディングの写真も紹介。1926年に竣工しており、100年近く経っているが、いまでも普通に使用されていると指摘している。

 なぜ、日本の建築物はこんなにも寿命が長いのだろうか。動画では、多くの人はきちんとメンテンナンスをすることやメンテナンス技術の高さを理由として挙げるが、根本的な理由は「匠の精神」にあると分析。日本政府はかつて「100年建築」を提唱し、今では「200年住宅」を推奨していると紹介した。また、地震の多い日本では建築物に対する耐震要求が高いと伝えている。

 日本の建築物が高い品質を保持できている理由として動画では、「健全な法体制」と、「200年住宅」の構想が大きく関係していると分析。「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」が制定され、メンテナンスをしながら長期使用できる住宅を建設していると伝えた。それで、日本では住宅の購入時に品質問題を心配する必要は全くないと紹介した。

 この動画に対し、中国のネットユーザーからは、「理由は簡単だよ。住宅の寿命が短い方が儲かることを知らないからだ」、「そんなに長く壊れなかったら、不動産業界はどうやって発展したら良いのだ?」などのコメントが寄せられた。中国人からすると、住宅の寿命は短い方が都合は良いようであり、日本とは概念が全く異なるようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)