中国高速鉄道は日本やドイツなどから導入した技術がベースにあると言われ、「技術をパクった」などとも言われるが、中国ではどのように考えられているのだろうか。中国メディアの観察者はこのほど、「中国は新幹線から技術をパクったのだろうか」と問いかける記事を掲載した。

 記事は、多くの日本人は「中国高速鉄道は新幹線のパクリであり、新幹線こそが中国高速鉄道の生みの親」だと考えているようだと指摘し、「中国が高速鉄道の技術を導入し始めた頃、日本からも技術を導入したのは確かだ」としながらも、それは「新幹線すべてをコピーしたことを意味するわけではない」と反論。また、中国は日本以外からも技術を導入しており、その意味でも中国高速鉄道は新幹線のパクリではないとした。

 続けて、中国が高速鉄道の建設に向け、世界各国の企業に入札を呼びかけていた2004年ごろ、高速鉄道で高い技術を持っていたのはドイツやフランス、カナダ、日本の企業だったとし、中国側は「外国企業の技術を使い、車両などは中国企業が生産すること」を入札の条件としたと紹介。また、中国側は外国企業と交渉するにあたり、有利な立場を確保できるよう交渉の窓口を一部の中国企業に限定したとし、こうした戦略的な考えのもと中国は技術を海外から導入したのだと反論した。

 続けて、中国が導入した技術は「その当時で最先端の技術ではなかった」と主張する一方、中国はそれでも導入した技術を消化、吸収することで自主開発につなげたのであると主張。それゆえ中国高速鉄道は新幹線のパクリではないと主張したほか、中国高速鉄道が自主開発によって高い競争力を得たからこそ、インドネシアの高速鉄道プロジェクトで中国は日本を打ち破って受注したのであると主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)