2015年9月に中国が受注したインドネシアの高速鉄道計画。一時は日本の受注が有力視されていたが、いったん白紙化されてから中国に決まったという、日本にとってはいわくつきのプロジェクトだ。2019年を完成予定にしていたが、問題続きで2023年にずれ込むとみられている。

 この現状を打開したいインドネシアは、日本が受注した別の高速化計画と一本化することを希望しているとも言われており、インドネシアが今になって日本を頼るのは虫が良すぎる、という声も聞こえたものだが、中国メディアの快資訊は6日、逆の主張をする記事を掲載した。中国高速鉄道がいかに順調であるかをアピールしている。

 記事はまず、インドネシアが高速鉄道計画で中国を頼ったのは当然だと主張。インドネシアは経済的にも地理的にも、自力でのインフラ整備は不可能で、中国としても一帯一路構想に合致しているので助けるのは当然だ、と上から目線で伝えている。記事では、当計画が進まず延期に延期を重ねていることも、予算面の問題があることにも触れていない。

 また、「日本が某国で建設している高速鉄道プロジェクトはいまだに工事が止まったままだ」と主張。これは、インドの高速鉄道計画のことを指していると思われるが、「これを見れば、なぜインドネシアが日本を捨て中国を選んだのかがよく分かる」と日本をこき下ろしている。

 最後に記事は、中国高速鉄道は多くの国によく知られるようになっており、中国の影響力を高めたと自賛。すでに世界の高速鉄道産業のトップに君臨しており、これからも世界をリードしていくと結んだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)