神社は神道の信仰に基づいて神々を祀るための建物だが、日本には「中国人」を祀っている神社が存在することに驚く中国人は少なくない。中国メディアの快資訊は4日、「日本はなぜ中国人を神社に祀ったのか、この中国人は日本のために何をしたのか」と題する記事を掲載した。

 記事は、この中国人は中国元朝の時代の人物である「林浄因(りんじょういん)」だと紹介。林浄因は龍山徳見という名の日本人仏僧の弟子であり、龍山徳見が中国から日本に帰国する際に一緒に海を渡り、奈良に住むようになった人物だと説明した。

 しかし、林浄因は日本という異国で「食べ物」の問題に直面したという。当時の日本の仏僧たちが食べていたのは硬いせんべいのような食べ物であり、中国で柔らかい「饅頭」に食べ慣れていた林浄因は、自分や仏僧たちの食事を改善したいという気持ちに駆られたと説明。そこで林浄因は中国で使っていた「小麦粉を発酵させる技術」を用いて饅頭を作り始めたと紹介し、当時はまだ日本に小麦粉を発酵させる技術が伝わっていなかったため、林浄因が作る饅頭の食感はとても斬新だっただけでなく、その柔らかな食感は日本人のハートをつかんだと説明した。

 また中国で作っていた饅頭は中に餡を入れなかったが、日本人は中に餡のあるお菓子を好むことを知った林浄因は餡入り饅頭を製造するようになり、その後はこの餡入り饅頭の人気は日ごとに大きくなり、日本の仏僧や貴族たちにとても愛されるようになったと紹介した。

 日本における祝いの席でお菓子に紅白饅頭が選ばれるのも、実は林浄因が自分の結婚式の時に大量の紅白饅頭を作り来賓に贈ったことに由来すると説明。饅頭という食べ物を日本に伝えた林浄因に対する敬意から、日本人は林浄因を神社に祀るようになったのだと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)