中国のポータルサイト・百度に6日、「日本には、南京町と呼ばれる不思議な『中華街』がある」とする記事が掲載された。

 記事は、世界各地で中国系住民が現地にチャイナタウンを作っており、通常は「唐人街」、「中華街」という名称で呼ばれていると紹介。日本にも横浜中華街、長崎新地中華街、神戸南京町という3大チャイナタウンがあるとした上で、「神戸だけ『中華』でも『唐人』でもなく、江蘇省の省都である南京の名を冠しているのは、なぜなのだろうか」と疑問を提起した。

 そして、その名の由来はかつて南京が中国から日本への商品輸出の中心地だったことにあるとし、当時の日本人は中国から運ばれてくる商品を「南京もの」と称していたほか、中国人のことも「南京人」と呼んでいたのだと説明。かつての日本では「南京」が中国全体のことを指す言葉として用いられており、現在の江蘇省南京市を限定して指すわけではないのだと伝えている。

 なお中国人の居住地域を「南京町」と称していたのは神戸だけではなく、横浜中華街も半世紀以上前には「南京町」と呼ばれていた。正式に「中華街」の名称を用いるようになったのは、1955年ごろのようである。

 記事は、東西約270メートル、南北約110メートルの長さを持つ神戸の南京町について、休日になると多くの人出でにぎわうと紹介。各種中国料理の店が立ち並ぶその佇まいは、1930~40年代の中国の雰囲気を想起させるとした。また、旧正月など大きな祝日には龍や獅子の舞いなど様々な中国文化に関連した催しが開かれ、中国から劇団を招くこともあると説明し、日本に居ながらにして濃厚な中国のテイストを堪能することができると伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)