中国のポータルサイト・百度に6日、「日本の農家はどうして年収が高いのか」とする記事が掲載された。

 記事は、日本では農家の社会的地位が比較的高く、存在感も強いとし、農家であることに対する偏見や差別も顕著に見られないと紹介した。

 そして、日本の農家ではたくさんの種類の作物を栽培するケースは少なく、多くても3種類ほどの栽培に専念するとともに、肥料の使い方、農薬の散布方法といった技術的なセクションでは、専門の農業指導員が指導を行うと説明。さらに、作物を収穫した後の販売セクションもしっかり整備されており、農協が作物の輸送や流通を担っているため、「栽培がうまくいかない、収穫できても売りようがない」といった問題を心配する必要がないと伝えた。

 その上で、日本の農家の平均年収について「50万元(約800万円)ほどである」とし、日本のあらゆる業界の収入ランキングでも上位に入ると紹介。その背景には日本政府が農業の補助に大いに力を入れていることがあると説明している。

 経済成長により豊かになった中国では、一方で都市と農村との格差が拡大した。これに伴い農家、農村出身者という身分に対する差別的なイメージも蔓延してしまったようである。かつての日本も「都会は豊かで農村は貧しい」という状況はあったが、農業や農家に対する手厚い支援、そして品種改良や増産に向けた農業関係者の弛みない努力によって、農村も豊かになっていった。現在中国ではすでに農村を豊かにするための様々な取り組みが行なわれているが、隣国日本の状況は大いに参考になることだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123R)