「失われた20年」と言われる日本経済だが、日本では年々富裕層が増えているという。2017年には、富裕層と超富裕層の合計が126万7000世帯となり、2015年から5万世帯も増加したそうだ。ただ、その割には日本に富裕層が多いという実感があまりない。中国メディアの捜狐は4日、「日本の富裕層の生活は、庶民と変わらない」と紹介。その理由を分析している。

 記事はまず、日本は「中間所得層が多い国だ」と紹介。収入別の表を掲載しているが、男性は300万から400万円台が半数近くを占め、中国のような極端な二極化ではないことがわかる。しかし、純金融資産額が1億円を超える富裕層の数も決して少なくはない。なぜ彼らの存在感が薄いのだろうか。

 記事は、「日本の富裕層は生活が派手ではないから」と分析。意外と手堅い生活をしており、「3割は会社員で、4割は年収1000万円未満」だと伝えた。メンツを重んじる中国で、富裕層が地道に働くなど考えにくいことである。

 また、日本の富裕層は「貯金が好きで、昼食は手作り弁当」という統計結果も紹介。浪費せず堅実で、「生活費と家賃は中間所得層と大差ない」と伝えている。中間所得層との支出の違いは、教育費とレジャー費、つまり自分への投資にあるようだ。

 記事は、日本の富裕層は「生活にメリハリがある」と結論付けている。そのため社会に溶け込んでいて目立たないが、あえて悪目立ちしないようにしているのかもしれないと分析している。この点、中国の富裕層は富をひけらかす傾向が強く、かなり「派手」な印象だ。これはやはり、メンツを重んじる文化だからなのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)