「日本海」と呼ばれている海域について「東海(トンヘ)」を併記するよう求めてきた韓国。「日本海」はすでに広く用いられている呼称だが、中国メディアの快資訊は4日、「なぜ韓国は東海にこだわるのか」と問いかけ、その理由について分析する記事を掲載した。

 記事はまず、「日本海」について古代では呼称が統一していなかったと指摘。中国では古くは「鯨海」とも呼ばれていたが、清朝末期にはすでに「日本海」の呼称を受け入れていたと指摘した。そのうえで、国際的に「日本海」と命名したのはロシア海軍のクルーゼンシュテルン提督であると紹介。これ以前は欧州でも統一した呼称がなかったが、「日本海」が欧州で受け入れられ、19世紀初めには広く用いられるようになったと伝えた。

 では、なぜ韓国は「東海」の呼称にこだわるのだろうか。その理由の1つとして、韓国では長く「東海」の呼称が使用されてきたことが関係していると分析。別のもっと重要な理由は「日本の軍国主義を想起させるから」だという。日本による統治時代に韓国は「日本海」の呼称を強制されたからだと説明した。
 
 しかし記事は、韓国側の主張は成立しないと指摘。韓国で古くから「東海」が使用されていたことは、国際的に見て変更の理由にはならないと論じた。また、19世紀の始めには欧州で「日本海」が広く使用されているが、韓国が日本に併合されたのは20世紀に入ってからであり、それ以前に「日本海」を用いるよう強制してはいないと指摘。そもそも、「日本海」の呼称はロシア人が命名しており、日本は後にこの呼称を受け入れたに過ぎないと説明している。

 先日の国際水路機関の総会では、アナログ版の地図では引き続き日本海を単独表記することが事実上決定したが、韓国政府は、今後も外国政府や民間を対象に「東海」の名称を拡散する努力を続ける方針だという。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)