欧州では台湾について「フォルモサ」と呼ぶことがある。フォルモサとはポルトガル語で「美しい」という意味だが、その名のとおり台湾は自然豊かな非常に美しい島だ。そしてこの名に恥じず、市街地でも上手に緑化が行われているという。中国の動画サイト西瓜視頻は3日、台湾の河川の緑化について紹介する動画を配信し、「まるで日本のようだ」と伝えている。

 動画では、台湾北部を流れる「基隆河」、「淡水河」、「大漢渓」の3つの河川を紹介。いずれも川沿いの緑化が進んでいて、地図で見ると緑色の部分が多いことが分かる。動画では「自然公園のほか湿地帯もあり、工場などはほとんどなく、グラウンドが多く見られる」と伝えている。
 
 そして、このような河川に関する理念は「日本とよく似ている」と指摘。確かに日本でも川の両側に緑地帯やグラウンドを設置している河川は少なくないが、動画では環境に配慮した河川環境の改善事業を行った結果だと説明している。

 では、台湾の河川の緑化は日本統治時代の影響を受けたものなのだろうか。動画では、初期の防災プロジェクトや堤防の構造は日本統治時代の考えを引き継いでいるものの、河川の緑化という面では1990年代から国際的な環境保護の流れを受けて緑化事業に力を入れるようになったと解説。「これは中国が学ぶに値する」と称賛している。

 この点、中国の河川緑化は遅れていると言わざるを得ない。中国のネットユーザーからは、「この差は大きい。国内の川沿いはマンションばかり」と指摘するコメントが寄せられた。これは「リバーサイドマンションは高く売れるからね」というコメントのように、何より金銭的利益を優先した結果なのだろう。また、「中国では緑色のペンキを塗って緑化している」という指摘もあった。実際、山をペンキで緑色に塗る事例が発生したことがあり、これでは真の緑化には程遠い状態だと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)