中国では治安の問題から、建物の防犯対策に余念がない。一般住宅の場合、窓には金属の「柵」が取り付けられ、ベランダも同様に鉄格子で囲まれている。住宅以外の建物も同様で、子どもたちの集まる学校はとりわけ神経質になっている。入り口に守衛がいて敷地は柵で囲まれ、監視カメラも設置され、関係者以外は立ち入れないようになっている。

 中国は日本より格段に「防犯意識」が高いと言えるが、そんな中国でも、「日本人学校」の防犯対策はひときわ目立っているという。中国の動画サイト・西瓜視頻は3日、「日本人学校の防犯意識の高さ」を紹介する動画を配信した。

 この動画を撮影した男性は、上海にある日本人学校を紹介している。もちろん学校内部には入れないため、学校の周囲を撮影しただけだが、それだけでも十分に「日本人学校が防犯対策を徹底している」ことが分かるそうだ。

 まずは「敷地を取り囲む壁」を撮影。非常に高い壁で、造りもしっかりしていて、上部には「刑務所でしか見たことがないような」有刺鉄線があるのが見える。正面玄関に隙がないのはもちろん、建物の裏側に回ってもしっかりと柵が張り巡らされ、監視カメラが多数設置されている。男性は、完璧なガードに「中国でこんなに防犯対策が厳格に行われている学校は見たことがない。刑務所よりも厳しいのではないか」と驚いている様子だ。

 そう感じたのは撮影者の男性だけではないようで、中国のネットユーザーからも「まるで大本営だ」、「警備がここまで厳しい学校は初めて見た」という驚きの声が寄せられていた。撮影者は何度も「大げさだ」と繰り返しているが、中国ではこれまで何度も大規模な反日デモが発生していることを考えると、日本人の子どもが集まる学校で万が一を考えて安全対策を取るのは当然のことと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)