中国には「民以食為天」という言葉がある。これは「民は食をもって天となす」という意味で、中国人にとって食事がいかに重要かを示していると言えるだろう。しかし、そんな中国人からしても日本人の食に対するこだわりには驚くようだ。

 中国メディアの快資訊はこのほど、日本人がおいしい和牛を作るためにどれだけ努力しているかについて紹介する記事を掲載した。日本人の食に対するこだわりは、「中国人と比べても引けを取らないほど」だとしている。

 記事はまず、和牛と言えば普通、明治以降に外来種との交配で作られた品種を指しており、黒毛和種、褐毛和種、日本短角種、無角和種の4品種あると紹介。ブランドを保つために血統の純粋さを重視しており、その飼育の過程で和牛は「人のような待遇」を受けると伝えた。これには牧草以外に大麦などの穀物を食べさせることや、食後には散歩をさせ、音楽を聞かせ、温泉に入れ、食欲不振の時にはビールを与えることなどが含まれるという。すべての和牛がこうした待遇を受けているわけではないが、優れた肉質を求めてこうした待遇を与えるケースもあるようだ。

 また、厳格な肉の格付けが行われていると記事は紹介。歩留まり等級と肉質等級の2つの等級があり、歩留まり等級はA、B、Cの3段階、肉質等級は1から5までの5段階で、2つの等級を合わせて表示していると説明した。そして、最高級の「霜降り和牛」は等級がA5だと伝えている。

 中国ではこれまで肉と言えば豚肉であり、牛肉の需要はそれほど高くなかったが、最近では牛肉の消費が急拡大していると言われる。日本は昨年、中国と牛肉輸出再開で合意しており、輸出解禁に向けた協議が行われている。正式に再開となれば、すでに中国で知名度があり、美味しいことでも知られている日本の和牛は大人気となるに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)