中国のポータルサイト・百度に4日、「もし、米国が原子爆弾を投下しなかったら、日本はソ連によってもっとひどい目に合っていたかもしれない」とする記事が掲載された。

 記事は、第2次世界大戦が人類史上において非常に痛ましい歴史であるとし、当時の日独伊3か国によるファシズム同盟国が大戦の前半は大きな勝利を挙げるものの、ドイツのソ連侵攻、日本による対米戦線により歯車が狂いだし、ファシズム崩壊の序章が始まるきっかけになったとした。

 そして、中でも日本は軍国主義の影響により敗色すでに濃厚となっても以前太平洋の戦場で抵抗を続け、神風特攻隊まで作って米兵を怯えさせたと紹介。また、「一億玉砕」をスローガンとして本土決戦の準備を進めていたため、耐えられなくなった米国が日本本土に2発の原子爆弾を投下して日本を無条件降伏に追いやったと伝えている。

 その上で「もし米国が原子爆弾を投下していなかったら日本はどうなっていたか」と疑問を提起。当時、ソ連が日本と徹底的に消滅させるための極秘計画を持っていたとし、同盟国が日本に早期の降伏を迫る手段を検討していた際に、ソ連が「日本本土の火山に爆弾を投下して、完全に火の海にする」という単純かつ粗暴な提案を行ったと紹介した。

 記事は、当時持っていた2発の原爆を投下しても日本が降伏しなかった場合について「米軍は、もはや日本の敗戦は必然とはっきり認識していた」とし、大規模な空襲を続けることで日本を降伏させたはずだとの考えを示した。また、B-29による大規模な空襲は都市と同時に日本の軍需工場にも壊滅的な打撃を与え、日本軍の抵抗能力を徹底的に奪って行ったと説明。「狂った軍国主義者が本土決戦計画を制定したが、結果的に原爆投下が日本政府に引導を渡すことになった」とし、原爆投下以前に長きにわたり本土空襲を繰り返していたことも、原爆投下を戦争終結の決定的なトピックたらしめた要因であると論じている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)