現在、日本のノーベル賞の受賞者は27人、そのうち24人は自然科学分野での受賞者だ。また、21世紀に入ってからは年平均1人のペースで19人がノーベル賞を受賞している。いったいなぜこれほどまでに日本の科学分野の教育は強いのか。中国メディア百度が、その根本的な違いを、日本の「基礎教育にある」と述べている。

 まず記事は、日本と中国では、教育制度、教育理念などに違いがあると指摘。中国は学校に入ると子どもたちはすぐに「受験戦争」に叩き込まれ、暗記中心の教育を余儀なくなされる。一方で、日本は小学校から自然や科学への好奇心を育てるように教え、実際に自然や動物に触れ、体験し、探求するように教えられる。さらに、日本の教育では自分で調べ、考えるように教えられる。

 では、日本のような教育を行うためにはどうすればいいのか。記事は、子供に好奇心を持たせることが必要と指摘。記事は「子どもが『なんで』と聞くときにその好奇心を大切にするように」と述べている。また、読解力を養う必要がある。「読解力を養うことで、論理的な思考や自立的に学習することが可能になる」と指摘している。つまり、単なる「試験対策」にとどまらない、子どもの学習への意欲を育てることが重要、ということだ。

 さらに、記事は日本の学校で行われる、学習以外の要素にも注意を向けている。例えば、「困難に直面してもあきらめない心を養う」こと。また、「協調心を養うこと」。例えば、学校でのクラブや部活などを通して困難に立ち向かい、孤立させないように教えることができる。「孤立しがちな子どもは劣等感を持ちやすく、子どもの発達にも影響がある」と指摘している。

 結論として、「これこそ、まだ科学分野でノーベル賞受賞者を輩出していない中国と日本の違い。日本の教育には学ぶべき価値がある」とまとめている。(編集:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)