中国メディア・斉魯晩報は27日、日本の街における高齢化社会への適応ぶりについて「友好的な『適老化』」と評価する記事を掲載した。

 記事は、日本が世界で特に急速に高齢化が進んでいる国の1つであり、総務省の昨年の統計によれば、65歳以上の人口が3588万人に達し、全人口の28.4%を占めたと紹介。すでに日本では「高齢者に優しい社会」づくりに向けた模索を長きにわたり続けており、様々なサービスや設備が導入されているとし、その取り組みは中国を含む多くの国にとって手本になるものだと伝えた。

 そして、典型的な例として、東京都豊島区にあり「おばあちゃんの原宿」として高齢者に親しまれている巣鴨地蔵通り商店街を紹介。レトロな雰囲気を残した800メートル足らずの通りに、高齢者をターゲットとした商店や飲食店がおよそ200店舗並んでおり、年間800万人が訪れるうちの大部分は高齢者であるとした。

 その上で、通り全体が車いすの通行に適した路面になっている、AED(自動体外式除細動器)が4台設置されている、多くの店舗のスタッフが救命講習を受けている、休憩するためのテーブルと椅子が多く設けられているといった配慮がなされていることを紹介した。

 記事はまた、東京に住んで20年になるという中国人男性が、公衆トイレや鉄道など日本の社会インフラにおける「適老化」を大いに賞賛しており、高齢者が外出しやすい街づくりが進んでいることを評価したと伝えている。

 さらに、日本にはわずか5段しかないエスカレーターが存在することを紹介し、これも足の不自由な高齢者などのことを考えた「思いやりのある設備」なのであるとした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)