太平洋戦争はかつて「大東亜戦争」と呼ばれていた。現在では使用されなくなったこの名称には、「大東亜共栄圏」を実現するための戦争という意味があると言われるが、中国メディアの快資訊は26日、日本による「大東亜共栄圏」は恐ろしい計画だったと主張する記事を掲載した。もし計画が成功していたら「世界がひっくり返っていた」はずだと論じた。

 記事は、「大東亜共栄圏」構想とは、「中国と東南アジアを後方補給エリアとして、南太平洋に防衛基地を建設し、東アジアと東南アジア全体を結び付ける計画」と説明。この計画が完成すれば、「世界中の国が連合しても、日本が恐れる必要はなくなる」という構想だったと伝えた。

 そのうえで、「大東亜共栄圏」が「恐ろしい」計画と言える理由として、日本の版図が東アジアから東南アジアにまで広がると、十分な資源を日本に提供することができ、日本はそれを武器などの軍需品生産に使用できるようになると分析。日本の軍事力は極めて強大になり、単独で日本に対抗できる国はなくなり、原子爆弾を使用しないという前提なら米国すら日本を脅威に感じるほどだったとしている。

 それだけでなく、大東亜共栄圏が完成すれば「アジアと欧州が日本の植民地」となり、日本の最終的な目標は「世界征服」であったと主張。もし日本の計画通りに進んでいたら本当に目標を達成していたかもしれなかったが、この計画は時代の変化について行けず達成されることはなかったと論じた。

 記事では、「大東亜共栄圏」の目的が西欧諸国の植民地支配を打破してアジア諸国の独立をはたし、共存共栄を図ることだったことには触れていない。むしろ植民地支配に焦点を当て、「世界征服」が目標だったと誇大な主張を展開した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)