中国のポータルサイト・百度に26日、「米国にやってきて3年、それまでいた日本の独特な職場文化が恋しくなった」とする文章が掲載された。

 文章は、以前に日本の企業で3年間働いたことがあるとした上で、日本には独特な文化があり、特に職場においては顕著であると紹介。在籍していた企業は伝統的な日本企業ではないものの、重要な意思決定をするときなどに、「日本企業の血液が確かに流れている」ことを感じたとしている。

 そして、日本企業の特徴としてまず、新入社員を採用するにあたり「実際に何を勉強したかよりも、どの大学に入ったか」を重視するという「暗黙のルール」があるとした。また、中国では大いにもてはやされるMBAの資格についても、日本の会社ではほぼ関心がないと伝えた。

 また、往々にして個人のキャリアアップの意向とは異なる配属や配置転換が行われるとし、部門の業績が思わしくなかった時に「君はもっとできるはずだ」として他の部門に異動させられることがあると説明。その背景には、日本企業は欧米企業に比べて個々よりも全体性を重んじる傾向があり、会社が明確な目標やビジョンを持ったうえで、従業員がこれに自らの目標を結び付け、みんなで会社のためにがんばる、という構図が存在するのだと解説している。

 また、日本企業は意思決定を行うさいに非常に慎重であり、何度も会議を開いては完ぺきなプランになるまで練り続けると紹介。これは一方で低効率や反応の鈍さとして批判される要因にもなるとした。

 文章はその上で、日本を離れて米国で仕事をするようになって3年が経過した作者が「米国と日本の職場文化は全く違う。日本企業の保守的な姿勢や几帳面すぎる部分にはなおも抵抗はあるのだが、一方で会社をまるで大きな家族のように考え、全員が同じ目標に向かって努力するムードが恋しくもある」と感じていることを伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)