日本では新暦の1月1日に正月を祝うが、中国や韓国、ベトナムなどは今でも旧正月(春節)を盛大に祝う習慣が残っている。なぜ日本は中国から伝わった旧正月を祝う習慣を捨て去ったのだろうか。中国メディアの網易は25日、「日本人の祝う新年」を紹介する記事を掲載した。

 日本はアジアのなかでもいち早く新暦を採用し、旧正月を祝わなくなったが、その理由は主に2つあると記事は分析している。その1つは、「日本が脱亜入欧政策により西洋化を進めたから」だ。アヘン戦争で中国が英国に敗れたことをきっかけに、中国と距離を置き、西洋から学ぶことにした日本は、暦も西暦を導入したと紹介した。

 2つ目はより現実的な理由で、「明治政府の財政状況がひっ迫していたため」。旧暦にはうるう年がある。うるう年には13カ月あり、給料を1カ月余分に支払わなければならないため、財政難に陥っていた明治政府が、脱亜入欧を口実に旧暦を廃止したという説を紹介している。

 では、日本の新年の祝いは中国の旧正月の祝い方と違うのだろうか。記事は、日本は西洋化しているので、クリスマスから新年までお祝いムードだと紹介。年末にはショッピング、パーティー、忘年会、大掃除とイベントが続き、年越しは紅白歌合戦を見ながら気分を盛り上げ、初夢に一喜一憂し、初詣に行くと紹介。お正月はどこもかしこも祝日気分で盛り上がると伝えている。

 日本人にとっては、年末年始は1年の中でも大切な節目の時だ。爆竹を打ち鳴らす中国のような派手さはないが、独特の盛り上がりを見せると言ってもいいだろう。今年はコロナ感染拡大のなか初めて迎える正月となり、感染に注意しながら新たな楽しみかたを模索することになりそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)