防衛省によると、在日米軍の施設や区域は日本との共同使用も含めると全国に131カ所もあるという。米国の軍事力ランキングサイト「グローバル・ファイヤーパワー」の国別軍事力ランキングで日本は世界第5位となっているため、中国からすると「世界有数の軍事力を持つ日本が米軍から守ってもらっていること」はおかしいと感じるようだ。中国メディアの騰訊網はこのほど、その理由について解説する記事を掲載した。

 記事はまず、日本は在日米軍の駐留費についてかなりの部分を負担していると紹介。日米地位協定によって日本側が負担すべき費用が定められているほか、いわゆる「思いやり予算」などもあり、日本が多くの費用を負担していることは確かだ。

 この理由について記事は、日本が在日米軍費用の多くを負担する基礎は、戦後の米国による占領下で「マッカーサー司令官が築いたものだ」と主張。日本は米国とかなり不平等な協定を結んだが、当時の米国は圧倒的な軍事力を持った超大国であるのに対し、戦後の廃墟から復興する必要のある日本は米国の支援がどうしても必要であったと説明した。

 また、国際情勢の観点からすると、当時の日本には「ソ連の脅威」があったと指摘。日本は軍隊も解散させられ、その後の自衛隊も設立当初は力が弱かったので米軍の保護が必要だったと論じた。それで、日本は不満があったものの、在日米軍を受け入れることで、米国に依存しつつ経済発展を目指すことにし、結果的にこの方策は成功したとしている。

 今では自衛隊の力はかなり強大になったとはいえ、日本が安全保障の面で米国に大きく依存している現状は変わらない。これが今なお日本に米軍が駐留している理由の1つなのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)