防衛省は19日、三井E&S造船玉野艦船工場にて、新規建造された護衛艦の命名式および進水式を行った。「くまの」と命名されたこの最新の護衛艦について、中国メディアの百家号は20日、複数の特筆すべき技術が導入されていると伝える記事を掲載した。

 記事は、新護衛艦「くまの」は、全長132.5メートル、幅16.3メートル、基準排水量3900トン、最大排水量5500トンだと紹介。ガスタービンエンジンとディーゼルエンジンの組み合わせを主機関とし、速力は約30ノットだと伝えた。

 そして、「くまの」に採用された注目に値する技術の1つは「ステルス性」だと紹介。先進技術実証機X2のステルス技術と似た技術が採用されており、海上自衛隊最高のステルス能力を持っていると論じた。2つ目は「レーダー技術」で、複合通信空中線、多機能レーダー、戦術データリンクが一体化した塔型マストを採用しており、空中と海上の双方に対して捜索や追跡が可能だと論じた。

 さらに、3つ目として、あらゆる情報を統合するC4ISRを採用することで、共同作戦能力を向上させると分析。そして4つ目の特筆すべき技術として「武器システム」を挙げ、さまざまなミサイルを運用できるMk41垂直発射システムがあるほか、艦対艦ミサイルなど複数の武器を搭載し、その火力はほかの護衛艦を大きく上回っていると論じた。

 最後に記事は、中国国防部が「海上自衛隊は近年、防衛力を強化しており、『くまの』のような多機能護衛艦が東シナ海に頻繁に出現する可能性がある」と分析していると伝えた。日本に新型の護衛艦が登場したことで、中国はかなり警戒感を強めているようである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)