中国メディア・騰訊網は21日、日本の肥満率が世界的に低い理由と、中国で肥満者がますます増えている理由について考察する記事を掲載した。

 記事は、日本が世界的に見ても肥満率が最低レベルの国であり、人口の3%程度しかいないと紹介。その理由として、日本の伝統的な料理があまり油を使わない調理法であるためにカロリーが低い一方で、多くの食材を利用することで栄養バランスが整っている点を挙げた。また、味噌や納豆をはじめとする豊かな発酵食品の文化を持っており、発酵食品が腸内細菌の働きを助けているとも伝えた。

 その上で、中国の肥満率は17%前後と高く、2014年には米国を抜いて世界で最も肥満人口の多い国なったとし、特に青少年の肥満者が急速に増えていると説明。さらに、地域別では高緯度で寒い気候ゆえにあまり体を動かす習慣のない北方地域で特に肥満傾向が強くなっていると紹介した。

 そして、中国の肥満大国化を助長している食習慣上の大きな問題として、生活レベルの向上とともに脂身を多く含んだ肉類の摂取量が大きく伸びる一方で、魚介類、家禽類など低脂肪高たんぱくとされる肉類の摂取量が伸び悩んでいる点を挙げた。

 また、食事の栄養バランスが偏っていることでビタミンの摂取量が不足していること、ファストフードをはじめ、飲食習慣が西洋化したことでカロリーが過多になるとともに、ミネラルや食物繊維の摂取量が不足していることを指摘。さらには糖分が多く含まれた各種飲料も青少年の肥満を助長する大きな要因になっていると伝えた。

 体を動かすことも大切だが、健康な体形を保つにはやはりバランスの取れた食習慣が欠かせない。特に青少年の肥満増加の問題は、国の将来の医療費増加という点でも対策を講じる必要がありそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)