日本人の「何事にもまじめで、手を抜いたり、ズルをしない」精神は、中国で「匠の精神」と称賛されている。この匠の精神は、日常生活にも反映されているという。中国メディアの新京報は16日、「日本人の匠の精神」について分析した記事を掲載した。

 日本の大学で教鞭を執るというこの中国人は、日本の若者との交流から、「日本人の匠の精神は抽象的なものではなく、日常生活のあらゆるところに表れている」と感じているようで、具体的にどのように表れているかを紹介している。

 例えば、日本人は誠実でまじめで、細かいところにまでルールを守るので、「教師は感動もするし困りもする」と紹介。あるとき、「先生をだましたことがあるか」というテーマで中国語の作文を作らせたところ、想定外のまじめな答えが返ってきて困惑したという。また、小テストを自己採点させると、誰も手を加えることなくバカ正直に採点する、と呆れ気味に紹介している。

 また、この匠の精神は人間関係にも表れているという。記事は、「日本人は親切だが、ある程度親密になってもまだ冷たい」と前置きしたうえで、これは「人間関係において最重要とするものが中国人と違う」ためだと分析している。「中国人は親密な関係性を美徳」とし、熱心に世話を焼くが相手にも同じことを期待するのに対し、「日本人にとって最大の美徳は他人に迷惑をかけないこと」、つまり他人の領域に踏み込まないことだと比較。人間関係にまできっちりと線を引き、それを固守するのが匠の精神だと感じているようだ。

 これは一個人の意見ではあるが、「匠の精神」を細かいところまでルールを守ることと定義するならば、確かに日本人は日常生活のあらゆるところで、人間関係も含めて「匠の精神」を表していると言えるだろう。時に中国人を困惑させることもあるようだが、それが日本人の特徴であり、良さでもあるのだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)