訪日中国人の多くが、日本の自動車ドライバーは交通ルールをよく守ることに驚き、称賛しているが、「交通ルールを守る」という点は交通事故死者数の少なさにも表れていると言えるだろう。なぜ日本は交通事故死者数が少ないのだろうか。中国の動画サイト西瓜視頻はこのほど、その理由について分析する動画を配信した。

 警察庁によると、2019年の交通事故死者数は3215人で、1948年の統計開始以来、最少となった。一方、中国の2019年の交通事故死者数は5万人を超えている。中国は人口も自動車保有台数も多いとはいえ、日本と比べるとかなり死者が多いと言えるだろう。なぜこのような違いがあるのだろうか。

 動画によると3つの理由が考えられるという。その1つが日本の路上は「秩序正しいこと」だ。ドライバーも通行人も互いに尊重し、譲り合っており、これが交通事故を減らしていると主張した。中国でも歩行者優先がルールとされるが、実際には車優先となっているのが現状で、歩行者に道を自発的に譲るような車はほとんど見かけない。

 さらに2つ目として、「自動車と歩行者がきちんと分かれていること」で、日本では中国の路上のように「自動車と歩行者が混在した状態」を見ることはないと指摘した。また3つ目は「歩行者の信号無視がほとんどないこと」だと分析。中国では信号無視をする人がいまだに多いが、交通事故の多くが交差点で発生しているため、誰もが信号をきちんと守れば死亡事故は大幅に減らすことができるはずだという。この点、日本人の多くは信号をきちんと守ると称賛。中国人が日本に来ると良い影響を受けて信号を守るようになるため、「環境が人に与える影響は大きい」としている。

 この動画に対して寄せられたコメントを見ると、「日本で交通事故が少ない理由だと? 民度が高いからだよ」、「民度が高く、車の品質も高いからだ」、「交通安全を最大限保証するものは交通ルールを守ること。それ以外はあまり意味がない」などのコメントが並んだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)