日本人は古くから他者に学び、他国の優れた事物を積極的に取り入れてきた。中国からも多くの事物を学んだ日本だが、中国メディアの快資訊は17日、「日本が古代中国から決して学ぼうとしなかった2つの事物」について論じる記事を掲載した。

 記事はまず、日本は「学ぶ」ことを愛する国であると強調しつつ、特筆すべきは「学び方の上手さ」であると強調。古代日本は当時のエリートを隋や唐に送り込み、中国という師から建築、文学、音楽、彫刻、農業、工業などあらゆる分野において多くを学んだと指摘しつつ、単に真似をするのではなく、「日本の伝統文化と融合させた点」が巧みであったと紹介。明治以降は西洋に学び、その結果として、現代日本は「多くの分野で師を超えている」と論じた。

 続けて、古代中国から多くを学んだ当時の日本だが、「決して学ぼうとしなかった事物が2つある」とし、その1つは「宦官制度」、そして2つ目は「科挙」であると指摘。宦官とは去勢された役人のことであり、日本が古代中国の宦官制度を学ぼうとしなかったのは、巨大な権力を誤って行使する宦官がとても多く、朝廷や民に甚大な被害をもたらすといった弊害を見抜いたからだと主張した。

 また、科挙は中国の役人採用試験であり、極めて難しい試験として知られているが、当時の日本人は日本の伝統的な世襲制の統治方法のほうが日本の国情に合っていると判断したため、採用しなかったと主張した。

 隋や唐は当時の日本より先進的であったが、日本が宦官制度と科挙を学ばなかったのは、「何事も盲目的に学ぶのではなく、学ぶ価値のある点だけを吸収したことの証である」と指摘。何が真に国家の利益になるかを見抜き、選別したことは特筆に値するとし、これは日本の「学び方の上手さ」を示していると論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)