中国のポータルサイト・百度に17日、森林カバー率が20%台と日本よりはるかに低い中国が、森林分野で世界から評価されている理由について紹介する記事が掲載された。

 記事は、日本が森林保護を重視している国で、森林カバー率が64%と高いことがしばしば話題になるとする一方、日本の国土面積は非常に小さいために「仮に日本の国土が全部森林だったとしても、世界的に見れば微々たるものなのだ」と伝えた。

 また、「日本人はモラルが高く、樹木をみだりに伐採しないから森林カバー率が高いのだ」との見方に対して「余りに単純な考え方だと言わざるを得ない」とし、日本は国土面積の4分の3以上が山地と丘陵からできておりもともと森林が多いこと、なおかつ日本の国土の大半が該当する気候区分である温暖湿潤気候が植物の生育に適していることが、日本を「森林大国」たらしめている要因なのだと論じている。

 そして、森林保護への取り組みを評価する場合には単に森林カバー率を見るのではなく、その変化に注目する必要があると指摘。ブラジルなどの熱帯諸国は大規模な森林伐採を行っており、そのペースが人工的な植林をはるかに上回るため、森林カバー率が徐々に低下していると伝えた。

 一方で、中国の人工造林の成果は世界に誇れるレベルであり、米航空宇宙局(NASA)も「世界の森林増加の4分の1は中国によるもの」とのデータを示したと紹介。改善した砂漠地帯、保護した草原などは1000万ヘクタールあまりに達しており、特に内モンゴルを中心とした三大砂漠化地帯に緑を蘇らせたことにより、黄砂が巻き上がる日数が大幅に減少したとしている。

 さらに、沿海地域や長江沿岸地域の防護林、耕地の森林再生、速生林など国を挙げた林業プロジェクトにより、中国の森林カバー率は上昇しつつあると説明。「この点において、わが国は世界で一番であり、われわれは誇らしく思うべきなのだ」と結んだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)