中国高速鉄道は、2019年3月末の時点で旅客輸送者数が延べ100億人を超え、さらに増加し続けている。多くの中国人が高速鉄道を利用した経験を持つと言えるが、日本の新幹線に乗ったことのある中国人はそれほど多くはないだろう。中国の動画サイト愛奇芸はこのほど、「新幹線に乗って中国高速鉄道と比較してみた」と伝える動画を配信した。

 動画を撮影したのは中国人女性で、京都から東京までの自由席のチケットを購入。料金は1万3320円だが、400キロほどの距離で2時間ちょっとの乗車時間なのにこの料金は、中国と比べると非常に高いと感想を述べている。そして、中国高速鉄道との大きな違いとして「当日中ならどのダイヤの列車でも乗車できる」ことを挙げた。中国高速鉄道は飛行機のように時間指定となっており、自由席はなく全席指定だ。それゆえ乗り遅れると大変だとして、旅客は数時間前に駅に向かうことになるのだが、駅は郊外の不便な場所にあるうえ、駅は不必要に大きいため、無駄に時間がかかると不評でもある。

 さらに、新幹線は「保安検査がない」ことも中国とは違うと指摘したほか、日本ではホームで列車を待つ人たちが「静か」で、誰も話をしていないと指摘しているが、これは列車を待つ間も列車に乗ってからも非常に賑やかな中国と明らかに違う点と言える。

 一方、この女性は新幹線の車内は中国高速鉄道とあまり変わらないと感じたようだ。しかし、車内にごみ袋がないことは中国と違うと伝えた。また、車内のトイレは小さいながらもベビーシートやベビーチェア、温水洗浄便座など設備が整っており、このような設備は中国高速鉄道のトイレではまず見られないことを紹介した。

 中国高速鉄道は新幹線と比べると料金は安く、誇りに思っている中国人は多いようだが、動画で紹介している新幹線と中国高速鉄道との違いを見ると、新幹線が勝る点は多いと言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)