2019年に世界で最も販売された自動車の車種はトヨタ・カローラで、148万2932台販売されたという。上位20位を見ても、半数以上を日本車が占めており、日本車の人気がうかがえる。中国メディアの百家号は14日、「日本車が世界中で売れまくるのはなぜか」と題する記事を掲載した。

 記事はまず、日本の自動車メーカーには60年以上の歴史があると紹介。1960年代から海外市場を開拓し、競争してきたと伝えている。今の結果を見れば、日本はこの競争の勝ち組になっていると言えるだろう。

 日本メーカーが世界進出にあたり、最初に目を付けたのは「米国市場」だ。記事は、日本メーカーは「身分の象徴としてではない、経済的な交通手段」という米国のユーザーの需要を見極め、それに合った車を開発・販売してきたと称賛。現地ユーザーに合わせようとしなかった欧州メーカーと差が開いたと指摘している。

 さらに、日本メーカーが次に進出したのは「欧州市場」だと紹介。欧州では、米国の場合と同様現地に生産拠点を作ったものの、米国ほどのシェアを奪うことはできなかったと指摘した。その後はアジア市場、そして最後に中国市場へと進出。アジアでは廉価な労働力を頼りに成功し、中国では新エネルギー車や環境保護でイメージアップを図り、燃費の良さと乗りやすさ、コストパフォーマンスの良さで現在のように大きな成功を収めるに至ったと伝えている。

 では、日本メーカーはなぜ海外市場でこれほど成功したのだろうか。記事は「先進国でも発展途上国でも、まずは技術協力と投資を行った」と分析。また、「世界に認められる品質」の車を作るほか、市場を理解したうえで販売する「戦略」のおかげでもあるとした。中国の自動車メーカーは、国内では約4割のシェアを持っているが、世界市場となるとまだまだだ。世界市場で競争に勝つには、日本の世界進出が参考になるのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)