中国のポータルサイト・百度に16日、新型コロナウイルスの影響が続く日本で、自殺者が増えているとする記事が掲載された。

 記事は、日本の自殺者数はピークだった時期に比べるといささか減少してきたものの、それでも世界的に見れば自殺者の多い国であるとした上で、今年に入って再び自殺者数が増加傾向にあることを伝えた。

 そして、今月10日に警察庁が発表したデータで、10月における自殺者数が2153人で、昨年10月よりも39.9%、614人多くなったことが明らかになり、4カ月連続で自殺者が対前年同月比増加となったことを紹介。性別の内訳では男性が1302人と6割強を占め、女性が851人だったと伝えるとともに、厚生労働省は自殺者増加の背景に新型コロナの感染拡大などがあるとの認識を示しているとした。

 その上で、多くの人が自殺という行動に出てしまう背景にあるキーワードが「孤立」であるとし、現実生活において誰の助けも得られずに苦しむ人が確かに存在するほか、家族や友人、同僚など周囲に救いの手を差し伸べてくれる人がいたとしても「自分はいつも周囲に迷惑をかけている」、「自分がいなくなればみんな幸せになる」という心理に陥ることで、自らをどんどん孤立させていってしまうのだと論じている。

 また、自殺リスクが高い人びとの特徴として「心理的な視野が狭い」ことがあり、自分が抱えている問題は永遠に解決できない、自らの命を絶つことこそが苦しみから解き放たれる唯一の道だという考えに至ってしまうのだと指摘。仮に関係機関に相談してカウンセリングを受けたとしてもすぐに問題を解決できるとは限らないものの、そうすることで一人で思い悩んでいた時には考え付かなかった解決方法が見つかる可能性もあるのだとし、一人で考え込まずに済む環境を周囲や社会が作っていくことが必要であるとの認識を示した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)