訪日中国人の多くが日本の清潔さを称賛するが、その一方で日本の駅や公共施設などは「古い」と感じるようだ。この点、中国はインフラや各種施設がまだ新しく、先進的な設備を備えていることも多いため、「中国はもはや日本を超えた」と思ってしまう中国人は少なくないようだ。しかし、中国メディアの百家号は14日、「日本と中国との根本的な差は目に見えないソフトパワーにある」と題し、4つの「根本的な差」を紹介する記事を掲載した。

 記事が挙げた「根本的な差」の1つが「民度」の分野だ。記事は、ソフトパワーと民度は密接な関係があり、民度の高さは教育が大きく影響していると分析。この点、日本は高等教育機関への進学率が中国よりずっと高いので、日本人全体の民度が高くなっていると説明した。

 2つ目は「漫画とアニメ」で、日本のアニメは中国のみならず世界中で放送され人気が高いと紹介。中国アニメも最近は進歩しており国際化の路線を取ってはいるものの、日本には全く追いついていないという。

 3つ目は「ノーベル賞」の受賞者数だ。2020年は日本人の受賞者がいなかったとはいえ、今世紀に入ってから毎年のように受賞者を出していたと指摘。受賞の背後には地道な研究があり、こうした研究が社会の発展と進歩に寄与していると論じた。地道な研究というのは中国が不得手とする分野だろう。

 4つ目は「スポーツ」の分野だ。日本は年齢や体力などに応じて誰でもスポーツを楽しめる環境が整っていると紹介。幼稚園からスポーツを重視しており、スポーツを楽しむ高齢者も多いと伝えた。この点で中国は、学校では体育の授業が少なく、日本のような学校のクラブ活動もほとんどないため、子どもたちがスポーツに触れる機会が少ない。

 GDPにおいては、中国は日本を超えて世界2位の経済大国となったが、ソフトパワーの面では日本に遠く及ばないと考えているようだ。ソフトパワーでも日本を超えたいと思うなら、経済一辺倒から他の分野にも目を向けて力を入れる必要があることだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)