日本には「自転車」の防犯登録制度がある。この制度は1994年から義務化されており、盗難に遭っても発見されれば持ち主が分かる仕組みになっている。中国の動画サイト・西瓜視頻は12日、日本在住の中国人による「自転車を譲り受けるまで」のやりとりを紹介する動画を配信した。

 投稿者の中国人男性は自転車を譲り受けることになったそうだが、「日本では自転車の防犯登録が必要だ」と聞き、自転車の持ち主とともに自転車を販売店まで持って行くことになったそうだ。男性は「日本では基本的にすべての自転車が登録されている」と、現在の中国にはないこの制度を紹介している。

 今回の防犯登録は、まず元の所有者の登録を抹消してから、新たに登録しなおすので手続きが煩雑で必要な書類も多く、思った以上に時間がかかったそうだ。しかし、この登録のおかげで自転車が盗まれる心配がなく安心だと伝えている。「仮にある日、自転車がなくなったとしても、それは盗まれたのではなく、誰かが勝手に自転車に乗って、どこかに自転車を乗り捨てている可能性が高い」とし、「ちょうどシェアサイクルのような感覚なのだろう」と、中国人ならではの方法で説明している。

 これに対し、日本の防犯登録制度に驚くユーザーのコメントが寄せられた。「自転車まで登録するのか」、「法治国家というのは嘘ではなかった」、「細部が成敗を決めるというのはこういうことだ」など、中国ではあり得ない制度のためか、意外性を感じたようだ。中国では電動バイクでさえも登録制ではない都市が多い。

 また、日本に滞在したことがあるという人からは、「日本にいたとき自転車にカギをかけたことがなかった」と、日本は本当に自転車の窃盗が少ない国だというコメントも見られた。最近では中国で自転車に乗る人は多くないとはいえ、今でも自転車はすぐに盗まれるものの1つだ。自転車の防犯登録は時に面倒だと思うこともあるが、自転車を盗まれる心配をしないで済む日本は、幸せといえるかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)