製造大国から製造強国となることを目指している中国。しかし、製造業の現場では日本の工作機械への依存度が高いようだ。中国の動画サイト西瓜視頻はこのほど、「日本の工作機械がなければ、中国は銃も作れないのか?」と題する動画を配信した。工作機械の分野で日本との差がいかに大きいかを指摘している。

 動画では、工作機械のレベルと製品の品質から、その国の製造業のレベルが分かると指摘。中国の工場では日本製の工作機械が活躍しており、日本の精密工作機械がないと中国の自動車産業は停滞し、軍事面では「銃を製造することもできなくなる」とまで言われているという。この話の真偽は別として、それだけ日本製の工作機械への依存度が高いということだろう。

 そのうえで、中国の工作機械は産業のスタートが遅く、特に精密工作機械の分野では今なお遅れていると紹介。中国の精密工作機械は日本メーカーを模倣したものであるうえ、海外製の精密部品を合わせて作ったものであるため、精度や使用寿命の面でどうしても日本の精密工作機械に劣ると説明した。

 それで動画では、日本の精密工作機械は中国の20年先を行っていると分析。輸入に依存することは他国によって意のままに振り回されることになるため、中国は日本との差を直視して努力を重ねるべきだと論じた。

 この動画を見た中国のネットユーザーからは「ついに差を認めたか。これでようやく希望が見えた」とのコメントが寄せられた。しかし、「50年の差があると思う」、「中国人には匠の精神がない。そう簡単には追いつけない」という意見もあり、多くの人は精密工作機械の分野で日本に追いつくのは難しいと感じているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)