中国のポータルサイト・百度に14日、「中国と日本との根本的な差は、見えない部分の『ソフトパワー』にある」とする記事が掲載された。

 記事は、以前より日本旅行から帰ってきた中国人の多くが「日本は確かに素晴らしかったが、インフラ面では古さを感じた」と語るのを見聞きしてきたと紹介。この意見について「よく考えると、確かにその通りなのである」とし、日本ではハード面の品質が高く、簡単に壊れないために古いものを使い続けることができるのだと伝えた。

 また、中国はハード面や経済規模をはじめとして、すでに日本を全面的に追い越したという考え方に否定的な姿勢を示し、日中間の差が縮まっていて、一部の指標では中国が日本を追い抜いているのは間違いないものの、「見えざるソフトパワー」の方面では依然として日本が大きくリードしているのだと評している。

 その上で、日本のソフトパワーの強さを示す事例を紹介。まず、日本で高等教育を受ける人の割合が中国をはるかに上回っていることを挙げた。次に、マンガ・アニメ産業が世界に巨大なインパクトをもたらし、中国人をはじめとする海外の人に日本を紹介するための非常に大きな「窓口」になっているとした。そして「世界のアニメの60%が日本で作られ、欧州で放送されているテレビアニメの8割は日本の作品という話もある。そして、中国の国産アニメにも、日本のチームがしばしばかかわっているのである」と紹介した。

 さらに、世界で日本語を学んでいる人がおよそ130の国・地域に385万人おり、そのうち中国が100万人以上を占めているというデータを取り上げ「これこそ、文化の影響力なのだ」としている。

 記事はこのほか、日本人のノーベル賞受賞者の多さ、国民が日常的にスポーツに親しむ文化などを紹介。そして「ソフトパワーは制度、国民のイメージ、国民の態度、社会の気風といった様々な方面に及ぶ。国によって得手不得手はあるものの、それでもわが国と日本とのソフトパワーの差が甚だ大きいのは事実だ。経済的な超越は実現したが、ソフトパワーでも日本を超えたいのであれば、『お金』だけにこだわっていてはだめなのである」と結んだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)