月への有人飛行を目指す米航空宇宙局(NASA)の「アルテミス計画」。日本もこの計画への参加を表明しているが、日本には月に燃料工場を建設する計画もある。中国メディアの騰訊はこのほど、日本の月面燃料工場の建設計画について紹介する記事を掲載し、「日本の隠しきれない野心を示すものだ」と主張した。

 記事はこの計画について、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が2035年ごろに月面に燃料工場を建設し、月面の水から燃料の水素を製造するというものだと紹介。日本メディアは、この計画により月で直接燃料を製造できるので、地球から輸送する手間が省け、コストと時間の節約になるとそのメリットを強調していると伝えた。

 しかし、この計画には克服すべき問題も数多くあると指摘。真空に近い月面で工場を建設するのが容易でないことは誰の目にも明らかであり、月面で水を水素と酸素に分解する必要があるほか、放射線を浴び続けることも考慮しなければならないとしている。しかし、困難ではあっても技術があれば克服できるものであり、「日本は月の水資源を自分のものにしたいのだ」と主張した。

 それで記事は、日本の一挙手一投足には十分に警戒すべきであり、「日本の野心が明らかになっているなかで、今回も野心を隠し切れなかった」と主張。しかし同時に、日本の計画が成功すれば地球の資源の消耗速度が大幅に遅くなるというメリットもあるので、「期待もしている」と結んだ。

 確かにこれは、多くの問題を克服しなければならない難しい計画かもしれない。しかし、日本はこれまでもその高い技術力で多くの問題を克服してきており、今回の計画も成功することを願いたい。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)