日本と中国の教育にはかなりの違いがあるが、幼稚園の時点ですでに違いが出ているようだ。子どもを日本の幼稚園に通わせているという日本在住の中国人女性が6日、中国の動画サイト・西瓜視頻で「日本の幼稚園にはマラソン大会がある」と紹介している。実際に走った園児はもちろん、すべての園児を完走させるための先生の頑張りにも賛辞を送っている。

 この幼稚園では、毎年マラソン大会を行っているそうだ。年齢により走る距離は違い、配信者の子どもは800メートル走ったと伝えた。動画では、子どもたちが張り切って準備体操をして、先生の話す注意事項を聞いているところも紹介している。

 マラソンがスタートすると園児だけではなく、先生も一緒に走り、くじけてしまったのか泣きながら最後尾を走る子もいたが、先生が迎えに行って一緒に走り、皆の声援を受けながら最後まで完走していた。配信者は、子どもたちの成長に感動するとともに、日本の幼稚園の先生がいかに優しくて辛抱強く、頭も体力も使っているかを伝え、感謝している。

 中国では子どもの怪我を恐れ、運動をさせない学校や幼稚園が多いため、園児たちがマラソンをすることはまずあり得ないことだ。また中国の幼稚園で先生がこんなに優しいことも考えられないらしく、動画には驚きと称賛のコメントばかりが寄せられた。特に、最後の1人を迎えに走る先生の姿に「心を激しく揺さぶられた」という人が多く、「我々の子どもたちは、このような豊かな精神の糧を受けられない」、「最後の1人も見捨てないで助ける先生がいるというのが、うらやましい」といったコメントが目立った。

 他に多かった意見は「中国でマラソン大会をしたらどうなるか」というもので、日本の教育が素晴らしいのは認めるが、中国では親が反対するので真似できないというのが一般的な考え方のようだ。「子どもが転んで怪我をしたら幼稚園はいくらお金を払うことになるのか」という質問が複数あったのが印象的だった。日本の教育に学ぶべきという中国人は多いが、実際に中国の幼児教育の方針を変えるのは非常に難しそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)