日本の教育は、中国では学ぶべきところが多いとよく称賛されるが、どのような点が優れているのだろうか。中国メディアの百家号は11日、日本の幼稚園と小学校の教育から学べる点を5つ紹介する記事を掲載した。中国の教育との違いを分析している。

 まず1つ目は「教育の幅が広いこと」だという。日本の学校では、年齢に応じて生活科で常識やマナーを教えたり、理科の授業で自然と触れ合ったり、家庭科では裁縫や料理など生活力を身につけさせると紹介。自分の荷物を自分で片づけることを学び、校外では地域住民と触れ合い、ごみを拾うなど社会性も身につくと称賛した。「中国のような試験対策の授業ではない」と感心している。

 2つ目は「体を鍛えること」だ。日本では冬に薄着でマラソンをするなど、心身ともに鍛えていると紹介。子どもたちの運動能力を記録して各自が自分の成長を実感できるようにし、運動会では集団意識を学ばせているとも評価した。3つ目は「給食」だ。専門の栄養士がバランスの取れた栄養ある安全な食事を提供していると紹介している。

 4つ目は「マナーを教えること」。幼稚園から笑顔でお礼を言うなど、礼儀正しさを教え、卒業式のような節目も大切にしていると紹介。そのおかげで子どもたちは自尊心を持ち、一生の宝になると称賛した。5つ目は「安全教育」であり、交通安全教室や防災訓練などで自衛のための具体的な方法を教え、安全意識を高めていると伝えた。

 これらは、いずれも中国の学校に欠けている点と言える。記事は「中国では知識だけを重視し、日本は人を育てることを重視している」と比較した。中国には共働きの家庭が多く、農村部では親と暮らせない留守児童の問題もあるほか、過保護な親が子どもに運動させないケースもあり、問題は家庭にあるとしている。中国の教育の問題点は、根本的な部分から変える必要がありそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)