急速に軍事力を向上させている中国。次々と新たな兵器を製造し、時に盛大に軍事パレードを行うなど、その軍事力を隠そうともしていないが、一方の日本は、中国からすると軍事面での実力を隠しているように見えるようだ。中国メディアの網易はこのほど、日本の実力を考察する記事を掲載した。

 まず記事は、米軍事サイトであるグローバルファイヤーパワーの2020年国別軍事力ランキングで日本は5位となっており、国防予算は年間約500億ドル、自衛隊員は30万人にも届かない数であるが、これらは公表されているデータなので隠すにも隠せないものだと指摘。自衛隊が保有する武器についても明らかになっており、新型の武器は多くないものの、戦争になればその実力は過小評価できないとしている。

 そのうえで、もしも日本が実力を隠していると言うならば、「軍事産業」の分野が最も当てはまるだろうと記事は分析。日本は軍事関連企業は民間企業としての皮を被っているものの、高い技術力を有していて、いつでも軍事企業に転換できる能力を持っていると主張した。

 では、なぜ中国には日本が軍事的な実力を隠しているように見えるのだろうか。記事は、「米国による制限」が大きく関係していると説明。これに加えて平和憲法の縛りがあるため、このような状況で軍事力を向上させるために第6世代戦闘機や長寿命の潜水艦用電池などを開発しているとし、「現代の戦争は技術力で戦うものであり、この点で日本は非常に高い実力があると言える」と論じた。

 日本としては実力を隠しているつもりはないだろうが、中国のように誇示することもないのは「能ある鷹は爪を隠す」を実践しているということなのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)