厚生労働省の令和元年平均寿命の国際比較によると、2019年の日本人の平均寿命は男性が81.41歳で世界第2位、女性が87.45歳で世界第1位だった。中国は2015年のデータだが、男性の平均寿命は73.64歳、女性は79.43歳であった。

 日本人と中国人では平均寿命に大きな差があることがわかるが、この差は一体どのような要因で生じているのだろうか。中国メディアの百家号は11日、中国人医師の見解として日本人の長寿には秘訣があると説明する記事を掲載した。

 記事は、日本社会は中国よりもはるかにストレスが大きいと主張し、それにもかかわらず日本人の平均寿命は世界有数の長さだと紹介。しかも、日本人は特別体を動かすのが好きな国民という訳でもなく、「適度な運動」が日本人の長寿の秘訣ではなさそうだと論じた。

 では日本人の長寿の秘訣は何だろうか。記事は、中国人医師の見解として「食事」こそ日本人の長寿の秘訣であると指摘し、日本人の食事は中国人の食事と「大いに異なっている」とし、中国人は油っこい料理を日常的に口にするのに対して、日本人の場合は煮る、焼く、または生食を中心とする塩分や油分、コレステロールが相対的に少ない食事であると紹介した。

 さらに日本人が海産物を好んで食べる点も中国人の食事と大きく異なっていると指摘。これは日本が海に囲まれており、新鮮な海産物を安く入手できるためだと指摘しつつ、栄養価の点で海産物は非常に優れており、日本人の長寿に寄与しているのは間違いないと説明したほか、多くの日本人が必要な栄養をバランスよく摂取することの大切を良く理解している点も中国社会とは異なっていると指摘した。

 また記事は、食事という要素以外にも、日本人は休息をしっかりとることの大切さを理解しているほか、「お笑い番組」をしょっちゅう見ており、これもストレスの大きい社会で健康を保つのにとても効果的であると説明。中国人はこれまで長寿の秘訣を探し求めてきたが、日本人の食事や生活習慣にこの秘訣を見いだせると伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)