日本の子どもたちは自分の足で歩いて登下校しているが、これは中国の保護者にとっては信じ難いことだ。中国では保護者が子どもの送迎をするのが普通であり、しかも昼休みにも家に帰る子どももいるため、家庭によっては1日に3回も送迎しなければならない場合もあるからだ。中国の動画サイト・西瓜視頻は、日本の子どもが自分で登下校できるのは「交通教室のおかげ」と紹介する動画を配信した。

 日本の学校では定期的に様々な安全教室を開催している。配信者が紹介しているのは「交通教室」で、幼稚園や小学校に警察官が来て子どもたちに交通ルールをレクチャーしてくれると紹介している。動画では、子どもたちが道を渡る前に左右を確認し、信号が青になっていることを確認して初めて足を踏みだす、という一連の動作を何度も練習しているのが確認できる。また、横断歩道を渡る大切さも真剣な表情で学んでいる。

 配信者は、こうした交通教室は全国の幼稚園や学校で行われており、日本人は幼少の頃から学んでいると紹介。また、日本の幼稚園では中国のように国語や算数などを重視するのではなく、実用的な教育に充てる時間が多いと伝え、「だから日本の子どもは自分で家に帰れるし、ごみも分別できるのだ」と感心している。

 これには多くの視聴者が感動したらしく、幼い時から社会のルールを教える日本の教育を称賛するコメントが多く寄せられた。「小さな時からルールを守り、集団行動を学んでいる」と感心する人や、「どうりで日本人の民度が高いわけだ」と称賛する人、「民度の教育には、進んだ考えを持つ教育者が必要だ」と指摘する人もいた。

 さらには、子どもが1人で登下校できない中国は、人身売買を背景とした児童誘拐、さらには危険運転の多さがあると指摘する人も多かった。確かに、中国では危険運転も多く、路上にはたくさんの危険が存在するが、だからこそ日本のように「子どものころから交通ルールを教える」ことが必要なのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)