近年、右肩上がりで増加していた訪日中国人。有名な観光地のみならず、マイナーな所にまで旅行客が訪れるようになっていたが、靖国神社を訪れる中国人はそれほど多くはなかったようだ。中国の動画サイト西瓜視頻はこのほど、靖国神社へ行ってみたという中国人による動画を配信した。

 動画の配信者は、中国人はほとんど来ないだろうと思ってわざわざ動画を撮影したそうだ。映像ではまず、靖国神社の入口にある手水舎で参拝者は手を洗い、口をすすぐと紹介。「神社へ敬意を示すために手を洗って口をすすぐ必要がある」と説明した。

 そして洗い終えてから中に入ることができると述べているが、神社に入る前に手を洗ったり、口をすすぐことに大変驚いたようで、「このような行動は今まで一度も見たことがない」と述べている。

 配信者はさらに、本殿には「第二次大戦中に数々の罪を犯した戦犯者の位牌が収められており、これにはA級戦犯者も含まれている」と紹介。実際には位牌はなく霊璽簿(れいじぼ)があるのだが、中国人からすればとにかくA級戦犯が合祀されていることが大変不満のようだ。

 この動画を見た中国のネットユーザーからは、靖国神社に関する批判的なコメントもあったが、「これは日本人の先祖や神社に対する尊重だ」、「日本の民族精神に敬服する。自分たちにとっての英雄に対する敬意であり、我々に欠如していることだ」など、肯定的なコメントも少なくなかった。また、「入場無料なのか!」と驚くユーザーが非常に多かった。中国では有名な寺などは高額な入場料を取るのが普通だからなのだろう。いずれにしても、中国人にとって靖国神社はいろいろな意味で興味の対象となっているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)