中国は海外の良いものを真似する「パクリ」が多く、パクリ大国と呼ばれていたこともあるほどだ。元々知的財産権に対する意識があまりない中国では、真似するのはリスペクトの表れだとさえ思っている節もある。中国メディアの網易は8日、中国・大連に「小京都」を作るプロジェクトがあると紹介し、「外国の真似ばかりしていると日本人に笑われるぞ」と自戒を促している。

 「小京都」を作るプロジェクトとは、遼寧省大連市に京都の二年坂、三年坂の街並みをモデルとした「京都の街並みを再現する」計画のことだ。記事は、「中国はまたパクリをするのか」とこの計画を批判。「小京都」は、京都の街並みを正確に再現するために、建築資材を日本から取り寄せ、日本式の建築にこだわっているそうだが、小京都を名乗るために、それだけ徹底しているのだろうが、筆者はこれを「パクリ建築」と批判。「中国は外国の名所を片っ端から模倣している」と不満を示している。

 実際、中国には各地に外国の有名な建造物を模倣した建物がたくさんある。パリのエッフェル塔やオペラハウス、凱旋門、米国連邦議会議事堂など、ありとあらゆる「パクリ建築」があり、大抵は観光地化して商売にしようとしているようだ。筆者は「中国にも価値ある建物がたくさんあるのに、なぜわざわざ海外の建築物を真似するのか」と批判している。

 記事ではパクリ建築を批判しているが、それは自国の歴史ある建造物を次々と壊しておきながら、外国を模した建造物を作ることを問題視したもので、知的財産権の問題はあまり意識していないようだ。まずはこの意識から変えていく必要があるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)