中国のポータルサイト・百度に9日、「中国の体育教育は日本に比べて劣っているのか」とする記事が掲載された。

 記事は、華東師範大学が2014年から16年までの3年間における日中両国の児童の体格や身体能力について調査した研究報告の内容を紹介。中国の児童は身長、体重といった体格面で日本の児童より顕著に高かった一方で、心配能力、柔軟性、敏捷性といった運動能力面では日本のほうが明らかに高い結果となったことを伝えた。

 一方で、なおも一定の差がある運動能力においても、この3年間で中国人児童と日本人児童の差は少しずつ縮まり始めているとも伝え、中国の専門家が「近年体育教育改革を続けている成果だ」と評したことを紹介している。

 記事はその上で、日中両国の児童の体育教育に関する共通の課題についても言及。それはインターネットの普及に伴い、子どもが体を動かしたりスポーツに親しんだりする機会が減っていることであるとし、「あまり知られていないが、2014年時点における日本の小学生の健康状況は、10年の状況に比べて後退していた。そこで日本政府は青少年の体力低下対策を打ち出していたのだ」と伝えた。

 そして、一連の取り組みの中から「子どもの体力向上は学校だけでなく、家庭も積極的に役割を果たす必要がある」との認識に至り、家庭でスポーツに関する話をする回数を増やすことが青少年の体力増強の助けになるという文部科学省の調査結果も示されたと紹介。この観点は中国の研究でも示されているとし、「まずは子どものスポーツに対する興味を引き起こすことで、子どもが進んで体を動かすよう促していくことが大切であり、そのためには親が手本となる必要があるのだ」との考え方を示した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)