ベトナムではバイクのことを「ホンダ」と呼ぶというのは有名な話だ。これはベトナムのバイク市場におけるホンダのシェアが高いことを示しており、2019年の販売台数ではホンダだけで79%を占めたという。ベトナムのバイク市場にはスズキやヤマハも参入しており、日本メーカーが圧倒的なシェアを占めているようだ。

 なぜベトナムのバイク市場は日本メーカーの独壇場なのだろうか。中国メディアの網易は4日、日本と中国と韓国がベトナムのバイク市場で争ったが、日本が圧勝したと紹介し、その理由について分析する記事を掲載した。

 2017年の時点でベトナムのバイクの登録台数は4770万台であり、ベトナムはかなり巨大なバイク市場といえるだろう。ここに日中韓のメーカーが参入したが、韓国メーカーは中途半端な安さだったと記事は主張。日本メーカーのバイクより安いが品質は遠く及ばず、価格だけでいえば中国の方がさらに安かったため韓国メーカーは淘汰されたという。

 中国メーカーは、その価格の安さから一時的にシェアを獲得したものの、中国メーカー同士の価格競争となり品質がどんどん落ちたと分析。そのためシェアを落としていったが、一方の日本メーカーは値段が高いものの、なかなか壊れない品質の高さから、多くのベトナム人の支持を得たのだと論じた。また、ベトナムではバイクがステータスとなっており、日本メーカーのバイクはメンツを保つことができるという理由もあると説明している。

 日本のバイクメーカーがベトナムで人気であるのは、やはり高い品質が評価されてのことであり、ベトナムにおけるバイク市場の事例は企業にとって品質と信用がいかに重要であるかをよく物語っているのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)