都市部の主な公共交通機関といえば、地下鉄や路線バスが代表的な存在と言えるだろう。特に路線バスは、世界のどの都市にもある最も一般的な乗り物だが、同じ路線バスでも日本と中国とでは異なる点も多いようだ。中国の動画サイト西瓜視頻はこのほど、日本の路線バスについて紹介する動画を配信した。

 動画の配信者は大阪在住という中国人女性で、実際にバス停からバスに乗車し、下車するまでの様子を撮影している。まず、日本ではバス停からして中国とは異なるようだ。動画ではバスの時刻表には3種類あると紹介。平日、土曜日、日祝祭日となっていると伝えた。これは中国にはない分け方だ。

 さらに、時刻表には「何時何分」と非常に細かく書かれていると指摘。しかもバスが時間に遅れることはほとんどなく、配信者も「今まで5分以上遅れたことはない」と驚きをもって伝えている。中国の路線バスでは時刻表があってもせいぜい始発便と最終便の時間、それに何分間隔であるかが書かれている程度で、しかもそれも当てにならず、同じ路線のバスが複数台続けてくることもよくあることだ。

 また、バスの車内の様子について「すべての座席がクッション付きで柔らかい」と紹介。中国の路線バスはたいていプラスチックのイスなので、日本のバスは高級な感じがするのだろう。さらにつり革や手すりが非常に多くて様々な高さがあり便利なほか、中国語も含めた外国語の案内もあると紹介。降車ボタンがあちこちにあって押せば停車してくれ、降車時には片側が傾いて降りやすくなっていると、いかに日本のバスが乗客に優しい設計となっているかを強調した。

 この動画を見た中国のネットユーザーから、「日本のバスは人びとのために奉仕している。バスの設計も運転手も人間味がある」、「日本のバスは軟らかいクッション座席で、我々のような固い座席ではないのか」など、中国との違いを指摘するコメントが寄せられた。日本人にとっては当たり前の路線バスのサービスも、中国人からすると驚くほど人間味のあるサービスだと感じるようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)